リモートワークの仕事のコツ

リモートワークはテレワークとほぼ同じ意味合いで使われ、働く場所を限定しない就業スタイルのことを言いますが、リモートワークのメリット・デメリットを考えた上で、リモートワークに適した働き方をご紹介していきましょう。まずリモートで働くメリットとしては、働く気力や体力を奪う通勤ラッシュを避けられること、通勤時間が無くなるか大幅に短縮できる点が挙げられます。また、集中できる時間や場所で働くことができるので、仕事の効率を上げることができます。さらに、育児や介護などを抱えている人や、地方や海外などに住んでいる人でも就業が可能になりますし、災害時などの事業継続にも役立ちます。

デメリットは、実際に対面していない分、コミュニケーションが図りにくくなり、お互いの状況や進捗が把握しづらくなる点にあります。加えて、自分でスケジュール管理をして働くことが難しい人は、生産性が著しく低下する可能性があります。リモートワークのメリットとデメリットを考えると、働く場がオフィスに限定されず、自宅などでも仕事をすることが可能になるものの、オフィスでの仕事の方法との違いを認識し、それに順応した働き方が大切であることが理解できます。では、リモートワークの仕事のコツにはどんなものがあるのでしょうか。まずは、働く時間などのルール決めをすることが挙げられます。出社時間が決められたオフィスワークと違い、自宅などで働く場合には上手に時間を管理することがポイントとなるからです。

特に自宅で働く場合には、集中しやすい環境を作るため、座りやすい椅子を準備したり、パソコンやその周辺には余分なものを置かない・表示させないなどの工夫ができるでしょう。また、コミュニケーション不足が発生しないように、なるべく早い返信を心掛けることも大切です。オフィス以外で仕事をする場合はテレビ会議システムなどが活用され、実際に会議やランチミーティングなども行われることがあると思いますが、対面よりも話しにくいと感じたり、相手の表情がわかりにくいといった難点もあります。テレビ会議システムを利用する場合は、そのような弱点を考慮に入れ、事前にアジェンダを決めておくなど、話し合いのゴール設定を明確にしておくことも効率的に働くためには必要です。

また、対面していない分、テキストベースのメールよりも電話やテレビ会議システムを使って話したほうが効果的な場合が多いので、込み入った論点の場合は特に積極的に活用するよう心がけるとよいでしょう。