リモート面接に合格したら、次はリモートワークの開始準備をしなければなりません。自宅の一室をワークスペース用の空間として作り変え、効率よく作業ができるようにしましょう。そんなワークスペースを作るためには、いくつかの押さえておくべきポイントや注意点があります。
まずワークスペースは仕事を行うための空間だということをしっかり認識するために、プライベートとは切り離さなければなりません。したがって仕事とは関係ないものは、置いたり持ち込んだりしないようにしましょう。また作業に必要なものが、すぐに用意できる環境であることも望ましいです。もし必要なものが自宅の中の別のところにあった場合、プライベートな空間に触れることで集中力が途切れやすくなる恐れがあります。その条件を満たして、なおかつリモートワークの内容がパソコンを使用するものだったり、手作業で済む場合は、そこまで広くある必要はありません。もし空間が広すぎると無駄な空気感を感じてしまったり、何か余計なものを置く余裕ができてしまいます。そうすると仕事の妨げになる要素が増えかねません。仕事に最適な空間を作るには、あくまでも必要最低限に留めることを意識しましょう。
またもし自宅に常に人がいる場合は、仕事をしている間はその人となるべく接しないことが効率良い作業のポイントです。話しかけられると当然作業が止まりますし、人がいたら話をしたくなることもあるでしょう。さらに人によっては背後を横切られるだけで、集中力が散漫になるかもしれません。したがってどうしても他に候補がないということでない限り、生活動線の端っこ、人があまり通らない場所にワークスペースを作ると良いでしょう。
そうしたプライベートや他の人との切り離しを考えるという条件が満たせれば、ワークスペースは色々な形にできます。イメージとしてはひと部屋を丸ごと仕事用に確保しなければならないと考える人もいるかもしれません。しかしそうではなく、仕事用の空間さえ用意できればそれで問題ありません。家具で左右に仕切りを作ってみたり、部屋の隅を専用の空間にするなど、色々な方法があります。大切なのはあくまでも効率の良い作業なので、自身が集中できればそれで良いです。あまりに大掛かりな改装だと、仕事を始める前に疲れてしまいます。最終的には個人によることになるため、自分がどれくらいの集中力を発揮できるのかを考えながら、最低限の空間を作りましょう。